資源価格と円高・円安に注意しよう

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資源価格と円高・円安に注意しよう

目次

  • 資源価格が及ぼす影響
  • 資源価格と関係のある円高・円安

 

原油や石炭などの資源価格と食費の間には注視すべき事項があります。

 

それは、原油や石炭の価格が上昇すると物価に反映されるという点です。

 

つまり、食材の価格が上がり、食費が増えてしまう可能性があるのです。

 

食材が国内生産であっても、海外生産であっても関係ありません。

 

なぜなら、食材を作る・獲る、加工、輸送するために原油・石炭などが必要だからです。

 

例えば、

 

  • 畑を耕すトラクターや魚を獲る漁船を動かすためのガソリン
  • 収穫・漁獲した食材を市場へ輸送するためのガソリン
  • 食材を加工する工場の電気を発電するための石油・石炭
  • 食材の包装に使われるトレイやレジ袋の原料となる石油

 

など様々なシーンで原油・石炭が使われているのです。

 

いわゆる資源国と言われている地域で、紛争・戦争が起きた場合は資源価格が高騰するため、私たちの生活全般に多大な影響を及ぼすのです。

 

特に、円安ドル高時に資源価格が高騰すると、影響が大きいです。

 

従って、国内情勢だけを見るのではなく、海外情勢も注視する必要があります。

 

ちなみに、資源価格が高騰してもすぐに物価に転嫁されるわけではありません。

 

タイムラグがあるので、その間に食費節約の計画を練って、対応できるようにしておきましょう。

 

以上のまとめ
  • 資源価格が高騰すると物価に反映される
  • 食材の生産・収穫、加工、輸送などのコストが増える
  • 国内・海外情勢を見極めて食費節約の計画を練っておく

 

資源価格と関係のある円高・円安

 

資源価格やデフレ・インフレと関係してくるのが円高と円安です。

 

デフレ下では円高になりやすく、インフレ下では円安になりやすいです。

 

デフレ下では円の価値が高くなるため、海外からの輸入で得をします。

 

日本はエネルギー資源を海外から輸入しているため、円高時は安く手に入れることができていました。

 

一方で、インフレ下では円の価値が低くなるため、海外への輸出で得をします。

 

輸出産業である家電メーカーの業績が2012年末から上向き始めたのも、通貨供給量が増えてインフレ気味になり、
円安ドル高になっていったことが影響しています。

 

ところが、輸入に頼っているエネルギー資源は、円安ドル高によって購入価格が上昇し、電気料金に反映されます。

 

そうなると、食品の加工・製造で電気が使われているため、食品価格が上昇します。

 

その時点で、お給料が増えていればよいのですが、全ての企業でお給料が増えるわけではないので、家庭では食費の節約が必要になってくるのです。

 

以上のまとめ
  • 円高ドル安時には輸入品が安くなる
  • 円安ドル高時には輸入品が高くなる
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